マーケティングプロデューサーの酒井です。
今日は、経営的な話をしてみようと思います。
『あなたは、1年後どうなっている予定ですか?』
いかがですか?
即答できるような目標や理想を持っていますか?
何となくならありますか?
そんなこと考えたこと無い?
以前どこかでお伝えしたと思いますが、私は『思考したことしか実現しない』という考えがあります。
そのため『はっきりとイメージしておくべき』だと考えています。
ウチで言うと目標の年間売上額を定めています。
ある程度の計画も練っていますし、下振れることを想定して、保険的な施策も検討中です。
でも、今でこそ年間の事業計画を作っていますが、昔は何も考えていませんでした。
それで特に問題ありませんでしたし、必要性も感じませんでした。
あるとしたら、『会社員時代の収入を下回らない』という目標? というか家族との約束を守ることだけでした。
その効果があったからか、年間平均で給料を下回ることはありませんでした。
つまり、無事目標達成というわけです。
人は不思議なもので、だいたい思っていることを実現させようと動いているようです。
それも、『後から振り返ったらそうなっていた』という感じでしょうか。
以前、神田昌典さんのセミナーに行ったとき、こんなワークがありました。
そのセミナーは1月にあったのですが、「今年達成しているであろうことを紙に書いて、財布の中に忍ばせておくこと」「そして年末に開いてみると、叶っているはず」みたいな話でした。
神田さんは潜在意識活用の専門家でもあるので、そのセミナーもそういった内容でした。
で、どうだったと思いますか?
私の望みは叶っていたんでしょうか?
実は、そのセミナーで書いたことは、何も叶いませんでした。
正確には、特に計画や目標、理想などが何も無かったので、適当に書いただけでした。
つまり、初めから叶えるつもりが無かったんです。
その事実を客観的に突き付けられた私は、その時、素直にこう思いました。
『今年1年、いったい何をしてきたんだろう』
なんだか無駄な時を過ごした気分でした。
そして、約1年たったとき、何も状況が変わっていませんでした。
その体験が私の意識を変えてくれた気がします。
何か積み重なることをやっておかないと、1年先も3年先も、5年、10年たっても何も変わっていないかもしれない。
もはや恐怖に近い感覚が出てきたんです。
それ以来、意識していることが、【どうなるつもりなのかを決めること】です。
日々の仕事に忙殺されているばかりだと、気が付いた時には…
酒井謙光