マーケティングプロデューサーの酒井です。
お読みいただきありがとうございます。
今日はファネル構築の重要ポイントをシェアします。
私がファネルの設計時に、最も気を付けていることがテーマです。
では早速ですが、質問です。
仮に『ウチのファネルを設計してください』と、お願いしたとしましょうか。
そのときに、あなたが気を付けるべき点は何でしょう?
私がクライアントですよ。
どう思いますか?
「クライアントの意向を把握すること」
はい、そうですね。
そもそもクライアントが望んでいる状況を実現するから、成果報酬を請求できるわけです。
クライアントが望んでいない結果を出しても、自己満足に終わってしまいますから。
もっとも、クライアントの意向を把握するのは、制作やコンサルの方にとっても大事です。
ライターさんだと、クライアントさんから、例えば、依頼されたコピーを使う場面などが告げられていると思います。
既存客向けのプロモーションなのか?
新規顧客獲得なのか?
そういった話を聞いて、シーンにマッチさせるように、仕上げていくことになるでしょう。
LPのページデザインでも同じですね。
スマホでの閲覧が多そうなのか?
PCからのアクセスが多そうなのか?
などの状況を考えて、レイアウトを工夫されるでしょう。
その道のプロとして配慮することですから、大事なことです。
が、今回の質問の答えとしては、正解ではありません。
じゃあ私がファネルを設計するときに、最も気を付けていることをお伝えします。
それは、ファネルを構成する各パーツのつながり具合に一貫性を持たせることです。
ファネルは、いくつかのパーツが組み合わさって出来上がっているのは、もうご理解いただいていると思います。
ただ、単にそれぞれを仕上げるだけではダメなんです。
すべてのパーツが組み合わさった時に、最大のパフォーマンスを発揮するように仕上げる必要があります。
つまり、各パーツそれぞれだけを見て、完成度を高めるという視点では、ときにはマイナスになることもあるんです。
ファネルのプロデュースの最重要ポイントは、まさにココにあります。
私はこのことを【全体最適を行う】と言っています。
例えば、LPだけどれだけ頑張っても、動画が今一つの仕上がりだとセールスまで到達してもらえません。
動画がどれだけいい仕上がりになっても、ステップメールが開封されないと、次の動画を見てもらえません。
すべては繋がりなんです。
人によっては導線設計とか、仕組みという言い方をしているんですが、意味合いとしては同じと考えてもらって問題ないと思います。
逆に言うと、各パーツだけの制作を依頼される場合は、やろうと思っても全体最適ができません。
全体が見えていませんから。
つまり単体のパーツ制作業務では、成果に貢献したくてもできない構造なんです。
なので、マーケティング全体を引き受ける方がいい、という話になるんです。
今日のキーワードは全体最適ですから、ぜひ覚えておいてくださいね。
酒井謙光